【2021年の冬は電気が足りない?】火力・原子力発電が絶対に世界には必要な理由とエネルギー問題

こんにちは、つかさです。

 

先日、日本産経新聞にて「電力需給逼迫の見通し、夏と冬 経産省が対策へ」という記事を投稿しました。

まだ読んでいない方は、こちらへどうぞ。

電力需給逼迫の見通し、夏と冬 経産省が対策へ

 

さて、これを見て僕はこんなことを思いました。

「火力発電所や原子力発電所を稼働させることに反対しているみなさん、結果はこれですよ」

( ゚Д゚)

 

今回は僕が考える環境問題とエネルギー問題についてお話ししようと思います。

 

環境問題とエネルギー問題のジレンマについて

最初に、環境問題とエネルギー問題のジレンマについてお話ししようと思います。

 

今回のジレンマは次の2つです。

「火力発電や原子力発電を行えば、有害物質や放射性物質が排出され、環境や人類に悪影響を及ぼすので、これらの発電所を停止するべきだ!」

( ゚Д゚)

「火力発電や原子力発電は安定した電力を供給できるので、これらを制限すれば電機の量は足りなくなる恐れがあるから稼動し続けるべきだ!」

( ゚Д゚)

 

この2つの意見が対立しています。

それぞれ順番に解説していきます。

 

火力発電や原子力発電は行うべきではない!という見解について

火力発電は石炭や石油などの化石燃料を用いて、熱を発生させ、その熱でタービンを回して発電する方法です。

発電する際、多くの二酸化炭素が排出され、地球温暖化の原因になるといわれています。

 

原子力発電はウランなどの原料の核分裂などのエネルギーをもとにして、発電する方法です。

核分裂などが行われる際、どうしても放射性物質が発生してしまいます。

さらに、大きな地震などが起こった場合、放射性物質が外に漏れだす危険性を秘めているため、危ないといわれています。

 

これらの発電方法のメリット・デメリットをまとめます。

メリット

・安定した電気を供給することができる

・火力発電は発電量を抑えたり、増やしたりするなど、コントロールすることができる。

 

デメリット

・有害物質が発生する

・原子力発電は基本的に発電量をコントロールすることが難しい

 

大部分の人が、デメリットばかりに目が行きがちですが、火力発電や原子力発電がなければ、電気の需要量を賄うことができません。

 

また、火力発電や原子力発電に反対している人たちに「じゃあ代わりになる発電方法は何だと思いますか?」と聞くと、「太陽光発電、水力発電、風力発電」など、有害物質などが発生しないような発電方法を答えます。

 

しかし、これらで本当に世の中の電気を賄うことができるのでしょうか?

再生可能エネルギー

太陽光発電、風力発電、地熱発電、バイオマス発電などをまとめて再生可能エネルギーなんて言います。

 

「あれ、水力発電は?」

( ゚Д゚)

と思った方もいるかもしれませんが、

水力発電所を作る際に膨大な土地が必要となり、そのために山を切り開いたり、森林伐採などをします。

そのため、発電所を1つ造るだけでも莫大な費用がかかり、環境破壊を行っています。

 

そのため、水力発電はここでは再生可能エネルギーから外しています。

 

それぞれの発電方法のメリット・デメリットを考えていきましょう。

 

太陽光発電

太陽光発電は、太陽の光エネルギーをソーラーパネルで受け取り、発電する方法です。

会社や郊外のビルだけでなく、家の屋根にもついているところをよく見かけます。

 

メリット

・太陽の光があれば発電できる

 

デメリット

・天気が悪いと発電できない

・現在の技術では、火力発電や原子力発電に比べて発電量が圧倒的に少ない

・1つの発電所という規模でソーラーパネルを設置しようとすると、膨大な費用と広い土地が必要となる

 

風力発電

風力発電は風の力で風車を回し、その力を利用してタービンを回し、発電する方法です。

日本では山などで見かけます。

 

メリット

・風が吹けば発電する

 

デメリット

・風が吹かないと発電できない

・風が弱くても発電できない

・逆に風が強すぎで、風車が予想をはるかに上回るスピードで回ったら火災などが発生することがある(過去に山火事の原因にもなったことがある)

 

地熱発電

地熱発電は地下に眠るマグマなどの熱を利用し、その熱でタービンを回して発電する方法です。

 

メリット

・基本的に地熱は発生し続けるので、発電し続けることができる

 

デメリット

・火力発電所で発生させる熱に比べてはるかに温度が低いので、発電量が火力発電に比べて圧倒的に少ない

・地中の環境を選ばないといけないので、場所を選ばなくてはいけない。

 

 

以上のように、再生可能エネルギーについてはメリットもあれば、デメリットもあります。

どの発電方法でも言えることが、火力発電や原子力発電の発電量には勝てないということです。

さらに、天候などに左右されやすいので、すべてにおいて安定した電気を発電することもできません。

 

火力発電、原子力発電を使わず、これらの発電方法に日本の電気を賄うことは不可能となります。

 

火力発電や原子力発電を使うべきだ!という見解について

次に、火力発電や原子力発電を使わなければ、国の電気は足りなくなる!という見解についてお話ししようと思います。

 

火力発電や原子力発電には再生可能エネルギーと違って、原料が必要になります。

その原料は先ほどもお話しした通り、石炭や石油、ウランなどの化学物質です。

 

しかし、これらの物質はあと数十年で地球からなくなるといわれています。

石油や石炭はおよそ50年ほどでなくなるといわれています。

 

ウランなどの原子力発電で必要になる物質は残り200年ほどと言われていますが、火力発電ができなくなった場合、原子力発電が主となることを考えると、さらに短い年数になるでしょう。

 

つまり、火力発電も原子力発電も永遠に続けることはできない発電方法ということです。

世界のエネルギー問題について

以上の理由から、世界は様々なエネルギー問題について悩まされています。

 

・環境問題につながるから火力発電を止めるべきだ

 

・太陽光や風では国に必要な電気の量を得ることはできない

 

・じゃあ新しい発電方法があるかというと、まだまだ研究中

 

しかし、我々の生活には電気は絶対に必要です。

 

今後、自動車も電気を中心とする時代が来るかもしれません。

 

僕にもどうすればいいのかわかりません。

しかし、今回僕が話した内容を知っておいて損はないと思います。

 

多くの人は火力発電や原子力発電に反対しています。

しかし、政府や国がこれらの発電方法を停止できない理由について、今回の記事で知ることができたのではないでしょうか。

まとめ

・火力発電や原子力発電を停止すれば、電気は足りなくなる

 

・最盛可能エネルギーに頼るだけでは国の電力を賄うことはできない

 

・火力発電や原子力発電はあと数十年しかもたない

 

このジレンマの中で、新たな道を切り開いていけるような人物が表れることを願っています。

僕の名前は「つかさ」です。

義務教育から就職活動にかかわる人すべての支えになれるような記事を投稿しています。

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