こんにちは、つかさです。
毎年4月ごろになると、学校から「進路だより」や「今後の受験の流れについて」という用紙が配付されると思います。
特に、長男・長女など1人目の子どもをもつ家庭ではわからないことばかりで、不安を覚える人も多いと思います。
もちろん、学校の配付物や担任の先生との懇談会などで、大まかな流れは把握できてくると思います。
しかし、受験生の動きがわかっても、子どもにどのような声掛けを行えばいいのか、親はどんなことを意識すればいいのかまでは学校でもあまり話がないと思います。
今回は、重要なこと3つをテーマに進めていこうと思います。
※子どもの性格・家庭の特徴は十人十色です。あくまで、僕の経験に基づく話なので、参考までにどうぞ。
1.子どもの意見を待ち続ける
まずは子どもから「こんなことに興味がある」、「こんな学校に行きたい」という話があるまで待ちましょう。
特に中学3年生の子どもは思春期に突入するので、「どこに行きたいの!?」なんて聞き方をすれば戦争がはじまりかねません笑
子どもは子どもなりに考えているか、もしくは本当に何も考えていないかもしれません。
しかし、あくまで子どもの人生であることを忘れないでください。
親が敷いたレールを歩かせるのではなく、
自分で将来と向き合う時間をつくってあげてください。
そのうち、子どものまわりが「進路」について意識し始めるはずです。
そうなれば、勝手に考え始めます。
そのとき、「時既に遅し」になっても、子どもにしっかり反省させて、次失敗しなければいいのです。
親が必死になって学校を選んでいては、子どもは自分で何も判断できない子に育ってしまいます。
焦る気持ちもわかりますが、子どもから意見が出てくるまで待ってみましょう。
2.子どもに「勉強しなさい!」と口うるさく言わない
これは僕の知り合いが親からずっと「勉強しなさい」、「勉強しなかったら将来希望通りの仕事に就けない」と言われ続けていました。
その結果、確かにいい高校に入りました。
全国的にも少し有名なところです。
親は子どもに医者になってほしかったみたいです。
父親が医者で、母親は子どもに父のようになり、病院を継いでほしいという典型的なパターンです。
残念ながら、僕の友達は高校で半グレになりました。
高校も中退し、家も出ていきました。
今は普通に仕事をしています。
しかし、親とはもうかかわりがないそうです。
もちろん、時には勉強を催促することは必要です。
しかし、
催促し続けたり、子どもの焦りを煽ったりするのは決していいことではないと思います。
子どもが自発的に勉強するのを待つ。
こんなことを言うのもなんですが、
「勉強しなさい」と言わないと勉強できない子に育ててしまったのは学校や教師ではなく、親の責任です。
これを機に、グッッと我慢することをしてみましょう。
3.どこに進学したって、なりたいものにはなれるかも
良い高校、良い大学に入ることがゴールではありません。
最後は就職して、自立した生活を送れる子どもに成長するのがゴールだと思います。
あくまで、高校や大学は通過点でしかありません。
確かに、この学歴社会は大学名だけで1次審査を通過できるところもあります。
しかし、自分を磨き、努力することを怠らず、学歴社会を乗り越えていけるだけの力が子どもにあれば、どんな高校・大学に通っていても、なりたいものにはなれます。
(ただし、理学部に進学してしまったら医者にはなれないので、大学を入りなおす必要があります。)
僕が子どもの頃、僕の親がこの考え方を貫き通していました。
もっと言えば、僕の親は「年金と税金が払えればそれでいい。それがゴールだ。」と言ってました。
今思えば、それはそれですごいなと思っていました。
1度、大学でうまくいかなくてイライラしたとき、その愚痴を親に行ったら、「誰も大学行けって言ってないだろ」って怒られたくらいです笑
最後に、
一応、僕も弟も国公立大学に進学できたし、妹も専門学校に行って国家試験を合格して就職しています。
親の影響はとても大きいと思います。
塾に入れても安心ではありません。
子どもが塾を使いこなしてこそ、初めて意味をもってきます。
子どもがどんなに勉強しても、第一志望に合格しないかもしれません。
僕が受験生なら、親には信じて待ち続けてほしいだけです。
あと、模試のお金とか入学前金とかをちゃんと用意してくれればそれだけで感謝です。
子どもの人生を子どもにゆだねる勇気をもつことが、受験生の親だと思います。