【教師におすすめする本】教師こそ教育関係以外の本を読んで視野を広げるべき3つの理由

こんにちは、つかさです。

hazime

0.はじめに

教師は常に「学び続ける姿勢をもたなければならない」職業です。

それについては僕も賛成です。

 

時代は常に変化し、10年単位で目指すべき大人の姿が変わっているからです。

そのような時代の変化についていけて、尚且つ、どんな時代が来ても自分自身で乗り越えられる力を子どもには身に付けてもらう必要があります。

 

それを伝えるのも教師の仕事だと思います。

授業でなくても、間接的な形で子どもにこのようなことを伝える場面はたくさんあります。

 

学級担任として子どもに思いを語ったり、どうしてもできてしまう授業のすき間時間に少しだけ話したりするのもいいでしょう。

 

教師も時代の変化についていくためには、勉強しなければいけません。

現在、教師に時間的余裕と心のゆとりがないのも事実ですが、もし仮に教師に十分な時間があったとしたら、本を読むのがいいでしょう。

 

しかし、多くの教師は「教育にかかわる本を読むぞ!」と思っています。

「ためになる数学の授業」、「雑談で使える理科の豆知識」、「退屈しない社会科授業」などなど、これらに関する本はものすごくあります。

 

こういった内容の本を読むことも大事です。

しかし、僕は今の社会に進出するうえで必要な知識や考え方に関する書籍の方が大事だと思っています。

 

今回はその理由についてお話しようと思います。

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1.具体的にどんな本のこと?

僕が最近読んだ本としては、「エッセンシャル思考 最小の時間で成果を最大にする」という本です。

かなり有名な本ですが、ぜひ今の文部科学省の方々に読んでもらいたい本ですね。

「世の中の大部分は必要ない。より少なく、しかしより良く」という考え方を大事にした著書です。

僕もこれを読んで、「あぁ、今まで多くのことに手を出しすぎていたな。仕事ができる人こそ『NO!』と言えることが大切なんだ」と気づかされました。

 

あと、最近読んだ厚切りジェイソン氏の「お金の増やし方」もよかったです。

実体験に基づいて話をしてくれるので、非常に読みやすく、たくさんの思いが伝わってきました。

このように、教師にはこれまでの考え方に影響を及ぼしたり、新しい思想や世界が広がったりする本をおすすめするということです。

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2.教師の価値観、考え方は子どもに大きな影響をもたらす

有名な本、良い本というものにはしっかり理由があります。

それは「その考え方をもつことで人生が豊かになる可能性がある」からです。

 

絶対に豊かになるのではなく、「あくまで参考程度にするよ♪」という程度ですが、少なからず影響を受けるのが有名な本です。

 

その考え方をもち、子どもと会話する中で伝えたりすると、子どもの世界を広げてあげることができます。

 

大人(特に親)は、子どもに社会の汚い部分を見せないようにする傾向があります。

また、親の価値観がダイレクトに子どもに伝わっている場合が多く、少しでも自分と違う価値観や考え方をもった同年代の人は阻害したり、関わらないようにします。

 

しかし、教師は別です。

子どもは良くも悪くも「先生」という人の影響を受けやすいです。

その「影響を受けやすい」人が多様な価値観をもったり、現代社会に必要な思想を語っているとしたら、子どももその影響を受けていきます。

 

結果として、いろいろな大人の価値観や考え方を子どもは感じ取っていくのです。

 

こればかりは「教育に関する著書」ではなかなか与えることができないものだと思います。

もちろん、授業の中でそれが生かせれば、それもまた意味のある良い本と言えるでしょう。

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3.子どもも本を読むのに抵抗がなくなる

ずっと言い続けていますが、子どもは身近な大人の影響を強く受けます。

親が本を読む習慣がある場合、子どもは本を読む習慣が身につきやすいです。

 

親が読まなくても、教師が本を読む習慣があれば、読むことに対して抵抗がなくなることがあります。

 

教師が読んでいる場面を見せるのではなく、「あの本はこんなところがいいよね!」ということが伝わるだけで十分です。

あとは、子どもが大人になったときに自分で勉強するために何をすればいいのかが勝手に身についているはずです。

 

本を読む姿勢はきっと子どもに良い影響を与えてくれるはずです。

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4.教師自身の世界が広がる

「教師は社会のことを知らない」とよく言われます。

これに対しては反論があります。

「社会は教師のことを知らない」です。

 

教師は別に社会について知らなわけではありません。

仕事の関係上、直接かかわることがあまりないだけです。

 

しかし、社会の仕組みについてあまりかかわりがないがゆえに、そう思われても仕方ない場面があるかもしれません。

だからこそ、社会の思想や価値観、考え方を本を通じて取り入れる必要があるのです。

 

新しい価値観を得られることによって、日々の仕事や子どもとのかかわり方、子どもに対する姿勢は変わっていきます。

普段、いろいろなことを聞いてくる子どもに対して、多くの解答を用意しておくのも重要です。

 

突然、恋愛相談をされるかもしれません。

いきなり、親とケンカしたと言ってくるかもしれません。

 

どのような場合についても、対応できるように、普段からたくさんの分野の考え方について知識をもっているだけで、教師として尊敬される存在になるのかもしれません。

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まとめ

「○○教育」だとか、「ためになる○○の授業」のような本よりも、社説や思想にかかわる本を読んだ方がいい理由は次の通りです。

○ 教師の価値観、考え方は子どもに大きな影響をもたらすため、教師が時代に見合った価値観、考え方を身に付けなければいけない

 

○ 影響を受けた本について話をすることで、子どもも本を読むことに抵抗がなくなる

 

○ 教師自身の世界が広がり、人生が豊かになる可能性が生まれる

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さいごに

本を読むことってものすごい体力がいることなのです。

いや…体力が残っていないと本は読めないです。

たとえば、行き帰りの電車の中で本を読むにしても、昨日の疲れが取れていない朝、疲れ切った帰りの電車で満足に本は読めません。

 

そのため、「学び続ける教師」になるためには、「十分な休息」が必要なのです。

それにもかかわらず、文部科学省は仕事をどんどん増やし、「○○教育だ」「○○教育だ」と言ってるのです。

 

捨てるものは捨てましょう。

教師も「時代に沿って学ばないといけない」ことを知っている人はたくさんいるはずです。

しかし、仕組み、制度がそうなっていないので、出来ない人ばかりなのです。

 

教師の方々が声を上げ続けて、あと何年かかるのやら…

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