こんにちは、つかさです。
みなさんが当たり前のようにやってきた部活動ですが、僕は高校生の頃にこんな疑問を抱いていました。
なぜ多くの高校では部活動がOKで、アルバイトが禁止なの( ゚Д゚)?
多くの高校ではいまだに校則でアルバイトを禁止としています。
もし、内緒でバイトをしていて学校関係者にバレたら、反省文を書かされたり、停学処分・退学処分などになったりすることもあります。
部活動でもいろいろなことを学べるかもしれませんが、僕は部活動よりもアルバイトの方がずっと良い経験を得ることができると思っています。
(もちろん、部活動も素晴らしい経験ができることは重々承知しています)
そこで、今回は次の4点について解説します。
今回の記事で解説すること
✅多くの高校でアルバイトが禁止の理由3選
✅部活動では得られない、アルバイトだからこそできる4つの経験
✅高校生のアルバイト解禁がもたらす社会へのメリット3選
✅この記事を読んでいる学生諸君に伝えたいたった1つのこと
今回の記事は僕自身が社会や多くの学校関係者に伝えたいことを盛り込んでいます。
この問題にすぐ解決することはできないだろうし、このまま高校生はアルバイトが禁止なのは変わらないかもしれません。
1人の人間の意見として参考にしてもらえたらうれしいです。
ぜひ、最後まで読んでください。
また、「校則でアルバイトはダメって言われているからなぁ…」と勇気が出ない学生は最後の見出しを読んでみてください。
さらに、現在の日本において、部活動は「闇」だらけです。
もし、興味があればこちらの記事も合わせて読んでもらえると嬉しいです。
子どもを部活動に入部させたい保護者が必ず知っておくべき部活動の闇と教師から奪っている6つのもの
目次
多くの高校でアルバイトが禁止の理由3選
部活動は週に5日程度行われ、夕方遅くまで活動する場合が多いです。
それに比べてアルバイトは自分の日程を調整しやすく、自分でスケジュールを管理することができます。
しかし、日本中の多くの高校ではアルバイトを禁止としているところばかりです。
禁止の理由は学校によって様々なものがあるかもしれませんが、次の3つはどの学校でも採り上げられる意見だと思います。
勉学に支障をきたすから
学生の本業は「勉強」です。
基本的に、高校生がアルバイトをしていい時間は夜の10時までです。
そのため、雇い主側は高校生のアルバイトを10時まで働かせることができるので、人手不足などがあれば10時ギリギリまでシフトを組むでしょう。
10時まで働いた高校生が自宅に戻り、次の日の準備などをして就寝するまでに2時間とすると、夜の12時ごろに寝ることになります。
10時まで働いていたら、学校の予習や復習、宿題や課題に取り組む時間が無くなることを学校側は想定しています。
そのため、アルバイトを禁止としている進学校は非常に多いです。
でも、高校生のアルバイトって、多くの場合週3~4日だと思います。
(僕の場合週7日でしたが笑)
アルバイトのない日に効率よく勉学に励むように指導していけば、別に構わないのではないでしょうか。
部活動の方がよっぽど活動量が多いと思います。
部活動にすばらしい思い出をもっている人間が学校に多いから
学校現場や教育委員会には、「部活動大好き」で育った人間が一定数います。
そのため、その人たちにとって、部活動は「何でもあり」なんです。
彼らはきっと、部活動が自分の青春だったのでしょう。
「授業後にアルバイトすることはダメなのに、何で部活動はいいんですか?」と聞くと、多くの部活動大好き人間は「部活動では仲間とともに・・・・協力する・・・・礼儀が・・・・」など、いろいろなことを述べると思います。
「その点アルバイトは・・・・勉学に・・・・そもそも高校生なんだから部活動に・・・・」など、否定的な意見をもっている人が多いです。
高校側がアルバイトに否定的で、部活動に肯定的なのはこのような背景があるからだと思います。
後ほど解説しますが、僕は部活動でも得られるものが多いとは思っていますが、アルバイトでも様々な人生経験を獲得することができると思っています。
社会的トラブルが増えることを学校が恐れているから
部活動は基本的に学校内での出来事なので、学生の管理がしやすいです。
部活動で問題が起これば、学校側で対応できます。
しかし、アルバイト先で変なトラブルに巻き込まれたり、警察沙汰になったりした場合、学校側は対応に追われることがあります。
でも、僕個人の意見ではアルバイトなどで起こってしまったトラブルは本人やその保護者の責任であり、学校側は何も対応する必要はないと思います。
しかし、「それでは生徒のためにならないだろう!」と校長や教育委員会の人間が言えば、現場の先生たちはアルバイト先や保護者に連絡をしなければなりません。
私生活と学校内でのやるべきことを文部科学省や教育委員会が明確に分けていないことが原因だと考えられますが、学校側はとにかく面倒ごとを生徒に起こしてほしくないのも事実です。
学校側は常に学生を目の届く範囲において置き、指導することを最小限に抑えるような仕組みになっているのかもしれません。
Point
【部活動がOKでアルバイトが禁止の理由とは】
- アルバイトを夜遅くまでしていると、宿題や課題に取り組む時間が無くなり、学校生活に支障をきたすから。
- 部活動が大好きな教師たちは、部活動に対してはなぜか「なんでもあり」だと思い込んでいて、彼らの青春時代を今の学生にも味わってもらいたい一心で行動しているから。
- アルバイト先で何か問題が発生した場合、なぜか学校側が対応しなければならないという状況が発生するから。
部活動では得られない、アルバイトだからこそできる4つの経験
多くの学校関係者や教育委員会などは「部活動で得られる経験は素晴らしい!だから高校生は部活動をやるべきだ!」と考えているのだと思います。
その証拠に、高校生になったら必ず何か部活動に入部しなさいという決まりがある学校もあります。(現在は廃止の流れになっていますが)
しかし、あくまで僕の話ですが、僕は部活動よりも、アルバイトの方がたくさんのことを学べました。
また、アルバイトで得られた経験を現在の仕事に生かすことができています。
部活動ではなく、アルバイトだからこそ経験できる内容は次の4つだと思います。
お金を稼ぐという行為そのものが経験できる
お金を稼ぐことは非常に大変です。
みなさんが初めてお金を稼いだとき、どのように思いましたか?
- こんなにお金がもらえるんだぁ( ゚Д゚)
- え、あんなに苦労したのにこれだけしかもらえないの(´Д`)?
僕は最初に「こんなお金もらって良いのかな( ゚Д゚)?」と思うタイプでした笑
しかし、だんだんと働いているうちに、「あれ、めっちゃ仕事頑張っているのに、時給全然変わらないぞ(・ω・)?」と思うようになりました。
この感覚って今の日本ですごく大切だと思っています。
日本は「仕事ができない50代」と「仕事がめっちゃできる20代」が同じ会社にいた場合、給料が高いのは「50代」なんですよね。
これじゃあ仕事したくなくなりますよね笑
だから、高校生の時期からアルバイトをすることで「働いてお金を稼ぐ」ことに対して、いろいろな考えをもつことができれば、社会人になったころには自分なりに行動できるようになると思います。
自分で起業するとか、副業するとか…。
この経験は部活動では厳しいですよねぇ。
学生レベルを超えた上下関係の築き方を学べる
部活動で学べる人間関係は「年齢差2歳」か「顧問の教師」くらいでしょう。
しかし、アルバイト先にはたくさんの年代の人がはたらいているはずです。
- ちょっと年上の大学生
- 30歳のフリーター
- 40代の店長
- 60代のパートのおばちゃん
アルバイトをすると、これらの人たちと上手く関係をつくりながら働くことができるように、自分なりに考えて行動できるようになります。
また、「あまりにも人間関係が嫌だ」となれば、「職場を変える」という選択肢があることに気づくこともできます。
これもアルバイトならではの経験ですよね。
良くも悪くもたくさんの大人に出会える
アルバイトをしていると、良くも悪くもたくさんの大人に出会うことができます。
- 人間としてめっちゃ尊敬できる店長
- 絶対にこんな大人になりたくない客のおじさん
- この人にだけは逆らってはいけない50代のおばちゃん
- こんなお客さんになりたい30代のお客様
たくさんの大人と出会い、会話としたり、共に仕事をしたり、接客をしたりすると、自分なりの価値観が出来上がります。
憧れたり、尊敬できたりする人の背中は追いかけて、絶対にこんな大人になりたくないという人は追い越して、「自分」という人間が出来上がっていきます。
社会人になってからはなかなか人の影響を受けることはありません。
なぜなら、すでに自分の価値観が形成されてしまうからです。
高校生や大学生の頃は、たくさんの価値観を受けつつ、「自分」という存在を仕上げていきます。
僕はそのような貴重な時期に、「親」か「教師」という大人しか会話をしないのは非常にもったいないと思います。
責任をもって仕事をするという意味が理解できる
アルバイトという立場であっても、「お金をもらって働く」以上は、責任を負うことだってあります。
もちろん、最終責任は店長やマネージャーなのかもしれませんが、それでも一アルバイトとして責任をもって仕事に励まなければいけません。
- 仕事でミスをしたら同僚やお客さんに謝らなければならない
- 飲食店なら、お客さんが納得できる料理の出し方をしなければならない
- どれだけ疲れていても、笑顔で接客しなければならない
でも、多くの学生は「自分」を守ろうとして働きます。
しかし、仕事としてやっている以上は「仕事」にプライドをもつべきだと思います。
これに気づけた人たちが、どんどん仕事ができるようになっていくと思っています。
残念ながら、このことに気づけず、一生「自分」にしかプライドをもつことができない人がいるのも事実ですが…
Point
【部活動では得られない、アルバイトだからこそできる経験とは】
- お金を稼ぐという経験が、社会人になったときに役に立つかもしれない。
- 部活動よりも様々な年代の人たちとかかわることができる。
- 憧れの人、尊敬できる人、こんな大人になりたくないと思える人などに出会えることができ、自分の新しい価値観をつくることができる。
- 仕事が責任のあるものと実感しつつ、「自分」ではなく「仕事」にプライドをもって取り組むことが大切だと気付ける。(これに気付ける人と気付けない人がいるのも事実…)
高校生のアルバイト解禁がもたらす社会へのメリット3選
現在、日本の法律や条例では高校生のアルバイトは禁止されていません。
しかし、学校独自の校則によってアルバイトを禁止としている学校は多く、校則を破ればそれなりの処分が学生に下されます。(特に進学校)
そのため、実質「高校生はアルバイト禁止」と言われているようなものです。
しかし、多くの学校の「アルバイト禁止」が解禁されれば、もしかしたら今の日本社会や教育機関にとって、次のメリットがあるのかもしれません。
「学校で行うキャリア教育」よりもキャリア教育になる
現在、小学生の頃から「将来どのような大人になり、どんな仕事をしたいか」などを考える「キャリア教育」が行われています。
高校生になれば、キャリア教育の一環として、「実際に働いている人の話を聞く」ことや「職業について調べる」などをしているようですが、これでは学生は大してなにも身に付きません。
実際に働いてみることが一番のキャリア教育だと思います。
アルバイトを通して、いろいろなことが学べます。
- 自分には接客業などの人とかかわる仕事が向いている
- 自分には事務処理などパソコンを使った仕事は向いていないのかもしれない
- バイト先で聞いた情報を基に、働いてみたい企業を具体的に考える
机上の空論を与えるよりも、自分自身で実際に働いて、自分で感じたことを大切にすることが本当のキャリア教育だと思います。
稼ぎ手が増える
現在、日本は定年退職の年齢をどんどん引き上げています。
なぜなら、日本は少子高齢化社会になり、稼ぎ手がどんどん減っているからです。
稼ぎ手が減ると、それだけ税金を徴収できないので、国や県が困るのです。
それなら、進学校の高校生も働けるように、各学校に通達して、もっと働くことに肯定的な社会にすればいいのではないでしょうか。
もちろん、勉学に支障が出ないようにしなければいけないかもしれませんが、勉強したい子は自分なりにスケジュールを考えてバイトできると思います。
(というか、それくらいできるようにならないと、自己管理能力の低い人間になります)
高校生の稼ぎ手が増えれば、経済ももしかしたら回復していくかもしれません。
(あくまで僕の思い付きです笑。現実はそんなに甘くないでしょう)
金融教育に興味関心をもちやすくなる
最近、高校では「金融教育」が始まったみたいです。
本当に、現在の日本の学校では学生に多くのことを学ばせますね。
僕は現在の金融教育でどのようなことを学ぶのか知りませんが、「お金を稼いだことがある学生」と「お金なんか稼いだこともない学生」では、授業に対してのモチベーションなども違うと思います。
お金を苦労して稼いでいる学生は、金融教育に興味をもちやすいと思います。
しかし、アルバイトをしたことがない高校生に金融教育をしたところで、所詮は机上の空論なんですよね。
投資とか貯蓄とか、イメージしにくいと思います。
金融教育の効果をしっかり出したいのであれば、なおさら学生のアルバイトを全面的に認める社会にしていく必要があると思います。
Point
【高校生のアルバイト解禁がもたらす社会へのメリットとは】
- 実際に働いて、バイト先で感じたことや知ったことを踏まえながら将来について考えることができるので、「学校の教室で行うキャリア教育」よりも、キャリア教育になる。
- 多くの高校生がアルバイトできる環境を社会がつくることで、稼ぎ手が増える。そのためには、社会が「高校生がアルバイトをしてもいい」ことに肯定的にならなければならない。
- 苦労して稼いだお金をもっている高校生が金融教育を受ければ、きっと身になる学習に繋がる。しかし、稼いだことがない高校生が金融教育を受けても、所詮は机上の空論に過ぎないものになる。
この記事を読んでいる学生諸君に伝えたいたった1つのこと
さいごに、この記事をどんな人に読んでもらえているかわかりませんが、もし学生の人が昔の僕と同じように、「なんで高校は部活動がOKなのに、アルバイトダメなの( ゚Д゚)?」と疑問に思っている人が読んでいるとしたら、これから解説する内容を読んでもらえると嬉しいです。
それは「自分の行動に責任をもちなさい」です。
校則は国が定めた法律に勝てません。
校則は市や県が定めた条例にも勝てません。
もちろん、「じゃあ校則を破っても良いのか( ゚Д゚)」と思ってしまうかもしれないし、僕も校則を破ることにやっぱり抵抗はあります。
でも、大人になって会社に勤めたときに、「我が社で副業は禁止だよ」と言っていても、「法律で定められていない以上、副業はできるはずです」と割り切ってやっている人はいっぱいいます。
でも、みんな勉強しながら「上手」にやっています。
僕自身はやっぱりアルバイトをしてお金を稼いで、遊んだり買い物したりしたいという欲求を大切にしてほしいと思っています。
ただ、自分の行う行動に責任をもってください。
バレたら反省文、停学、退学だったとしても、自分で選んだ行動に責任をもつことができる人になってください。
先ほども解説した通り、アルバイトをすれば素晴らしい経験を得ることができます。
自分自身でよく考え、行動してみてください。
まとめ【学生の成長は部活動だけではない】
今回の記事では、次の4点について解説しました。
今回の記事で解説したこと
✅多くの高校でアルバイトが禁止の理由3選
✅部活動では得られない、アルバイトだからこそできる4つの経験
✅高校生のアルバイト解禁がもたらす社会へのメリット3選
✅この記事を読んでいる学生諸君に伝えたいたった1つのこと
僕自身は、部活動でもいろいろなことを学べることは重々承知しています。
でも、なぜか日本の進学校はアルバイトに否定的な面が多すぎるところに違和感を覚えています。
それは学校現場や教育委員会には真面目に勉強に励んだり、部活動に打ち込んだりしてきた人が多すぎるからです。
もちろん、進学校は国公立や難関私立大学に合格させることを目的としているから、アルバイトを禁止していると思います。
でも、高校でもアルバイトができるという選択肢を与えても良いのかなと思います。
部活動ですばらしい経験ができるのと同様に、アルバイトでは素晴らしい社会経験を得ることができます。
学生を学校教育だけに縛らず、もっといろいろなことを選択できる環境が整えられることを願っています。
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