こんにちは、つかさです。
4月から長男・長女が初めて中学校に入学するご家庭の皆様に、ぜひ知っておいてもらいたいことがあります。
それは「子どもを守れる」人と、「子どもを成長させる機会をつくれる」人は親だけだということです。
中学校に入ると、子どもは自分の価値観を身に付けたり、友人関係でトラブルを起こしたりすることが多くなります。
大人の力を借りなくても、自分自身で解決できるようになるための大切な時期でもあります。
今回の記事では次の3点について解説します。
今回の記事で分かること
✅思春期の子どもを守るために知っておきたい3つのこと
✅親が子どもの成長を阻害してしまう2つのこと
✅思春期に入った子どもとかかわるときに注意したい3つのこと
子どもの成長するスピードは個人差が非常に大きくあり、男の子と女の子でも違いがあります。
この「成長する速度が違う」ことや、今まで言うことを聞いてくれた子どもが急に「親の言うことを聞いてくれなくなる」ことが、親を悩ませる原因です。
子どもによって違いがあるからこそ、多くの方の意見を参考にしたり、書籍を読んだりすることをおすすめしますが、今回の記事で少しでも「不安」を解消してくれて、実行に移してもらえたらうれしいです。
ぜひ、最後まで読んでください。
目次
思春期の子どもを守るために知っておきたい3つのこと
我が子は必ず「親」が守らなければなりません。
もちろん、子どもは国の宝なので子どもを守る制度はたくさんありますが、最後に我が子を守ってあげられるのは親だけということは忘れないでください。
その中でも、中学生になった思春期の子どもを守るために知っておきたいことは次の3つです。
順番に解説します。
子どもの変化に気づいてあげる
朝、元気に家を出て行ったにもかかわらず、夕方家に帰宅すると急に元気がなかったりすることは珍しいことではありません。
- いつもと違う話し方
- いつもと違う表情
- いつも食べているものを急に食べなくなった
- いつもの時間に寝なくなった
- いつもの時間に起きなくなった
たくさんの「変化」があります。
その変化に、いち早く気づいてあげましょう。
そして、そっとしておきましょう。
何かあれば、自分で話に来てくれる環境をつくるのが大切です。
中学生になれば、もうすぐ大人の一員です。
自分で解決できないことは、誰かに頼ることをしっかりと学ばなければいけません。
しかし、親として子どもが何かに悩んでいることだけは把握しておきましょう。
そして、夫婦で共有してください。
子どもの悩みは両親の悩みです。
しっかり夫婦で子どもの変化を共有し、どのように解決していくか考えましょう。
また、後ほど解説しますが、子どもの変化にも「レベル」があります。
このレベルに合わせた対応を親がとれるかどうかも大切です。
時には、子どもが相談を持ち掛けやすい場を設けることも重要です。
「学校原因論」と「家庭原因論」
「学校はなんで教えてくれないんだ( ゚Д゚)」
「学校の先生なんでしょ?子どもの変化に気づいてよ!」
「学校側がもっとしっかりしていればこんなことにはならなかった!」
世間では、学校で子どもがいじめにあったり、被害に遭ったりしたらこのような言葉が飛び交いますね。
これが「学校原因論」です。
しかし、これらの言葉は使えば使うほど、親という人間そのものを否定してしまう場合があります。
なぜなら、この世で子どもの変化に気づき、行動してあげるべき人間は親だからです。
これが「家庭原因論」です。
学校現場は面倒を見なければならない子どもが多すぎます。
その中の1人の変化にいち早く気づき、行動に移せる先生の方が珍しいです。
これはほかの先生が怠慢という訳ではありません。
先生たちの仕事は教科指導であり、子どもの心のケアは専門ではありません。
本来であれば、いじめ問題の対応は学校ではなく警察です。
中学に入学すると、子どもは学校にいる時間が長くなります。
その分、多くの場面でトラブルになったり、巻き込まれたりします。
それにしっかり気づいてあげて、声掛けを行うのが親の役目です。
もちろん、学校側に責任がある場合もあります。
だからこそ、「学校現認論」と「家庭原因論」は難しいのですが、両者の考え方があることを理解しておくことは子育てをするうえでとても大切です。
子どもがトラブルに遭った場合、本当に学校に原因があるのか、親がしっかりしていれば解決できたのではないかの2つの観点から見極める必要があります。
この考え方がなぜ大切なのかは次の「我が子を守れるのは親だけということ」で解説します。
我が子を守れるのは親だけということ
学校があてにならないということではありません。
何か気になることがあれば学校に聞いてみてもいいでしょう。
しかし、「我が子の悩みやトラブルをすべて学校に任せる」のではなく、最後は親が解決に乗り出しましょう。
たとえば、次の例を紹介します。
- 子どもが学校で殴られた
- 学校に連絡し、状況と殴った相手を確認する
- 状況次第では「お互い様」もあるが、そうでない場合は学校に「相手方の連絡先を聞いていただけないか」と問い合わせてみる
- 学校側が相手側の両親にOKの報告があれば、連絡先を聞く
- 殴った相手の親と直接やりとりをして、解決する
現在、日本の多くの学校が「学校で済ませる」場合が多いですが、それは間違いだと思っています。
子どもの責任は「親」がしっかりととることを子どもに伝えるのも「親」の役割なはずです。
すべての場合でこのようなことをする必要はありませんが、ほとんどの親が「学校に任せきり」になっているのも事実です。
最後に我が子を守ってあげるのは親であり、その行動を示すことで子どもは「親」という人間を理解し、子どもに安心感を与えるのではないでしょうか。
ただし、後ほど解説しますが、子どもに干渉しすぎるのはNGです。
そのさじ加減次第では、子どもが親を極端に頼ったり、逆に恥ずかしくて頼らなくなったりする場合もあります。
親は子どものそういった変化にも気づき、時には反省しなければならないこともあるでしょう。
Point
- 子どもの変化に気づき、それを夫婦でしっかりと共有すること。子どもの変化に気づいてあげられるのは「親しかいない」という考えをもつこと
- 子どもを守るためには「学校原因論」と「家庭原因論」の二つの観点から考えて鼓動しなければならない
- 子どもの責任は「学校がもつ」という姿勢ではなく、「親がもつ」考えを我が子に示すことで、子どもは「親」という人間をしっかりと理解してくれる
- ただし、干渉しすぎると子どもは親の力を悪用したりする場合があるので、親も柔軟に考えて行動しなければならない
一番難しいのが「状況による」ことです。
だからこそ、「子どもを守りたくても、子ども以外の意見(学校など)」を上手に取り入れ、状況を整理できる親にならなければいけません。
小学生とはちがい、中学生になると「自分の価値観」が芽生え始めるので、親もそれに合わせてかかわり方を変えないといけませんが、最後に子どもを守ってあげられるのは「親」であることは忘れないでください。
親が子どもの成長を阻害してしまう2つのこと
小学生の頃は親の言うことを聞いてくれたり、「親が絶対(というわけではないかもしれませんが)」という考え方をもったりする子どもが多いです。
しかし、中学生になると自分の価値観が芽生え始めます。
その価値観を「良い方向」に進めるのか、「そもそも育たない」のかは「親次第」だと思います。
価値観を上手に育て、子どもが自立しながら成長することを阻害してしまう「親の行動」は次の2つです。
順番に解説します。
親が子どもに干渉しすぎる
1つめは親が子どもに干渉しすぎることです。
大人からみたら、子どもの行動は1つ1つが遅いし、要領が悪いので、親がいろいろやってしまうことが多いと思います。
中学生にもなると、「今まで自分の力でたくさんのことを解決してきた子ども」と「親がいろいろ手を出しすぎて、1人では何も解決できない子ども」の差がハッキリ出始めます。
しかし、まだ取り戻せます。
中学生になったタイミングで「子どもへの干渉」を減らし、「子どもが自分の力で物事を解決することができる」ようになるために、次の2つに気を付けましょう。
親が子どもの時間を管理すぎてしまう
これは「生活リズムを無視させろ( ゚Д゚)」ではなく、「子どもの時間」を「子どもに管理させろ!」ということです。
たとえば、次の内容は「生活リズム」になります。
- 朝の起床時間
- 朝食時間
- 帰宅時間(門限)
- 夕食時間
- お風呂の時間
- 就寝時間
これらは子どもにしっかりと守らせなければなりません。
そうでないと、家庭そのものが「子どものわがままに合わせた時間」で動き始めるからです。
「子どもの時間」とは、具体的に「○時~○時」というものではなく、子どもが「○○がしたい!」と自発的に決めることができる時間のことです。
大半の子どもは「ゲーム」、「YouTube」、「マンガ」とかでしょうか。
なかなか「(活字の本の)読書」、「勉強」にならないのが現実ですが、この時間を親が「○○しなさい!」と決めてしまっていませんか?
たとえば
- 子どもが「行きたい!」と言ってもいないのに、親の安心料として「塾」に通わせる
- 子どもが「そろそろやめたいんだけど」と言っても「どうせゲームとかするんでしょ!」と言って通わせ続ける「ピアノ教室」とか「体操教室」
- 「ゲームとかYouTube見ている暇があったらこれでも読みなさい!」と言って買い与えた本や書籍など
これらは「親が子どもの時間を管理」しています。
特に、一番は「塾」です。
その塾、本当に子どもが通いたいと言ったのですか?
子どもの自由な時間を管理したいために通わせた塾ではありませんか?
そもそも、自由な時間に勉強しないのは親が子どもに干渉しすぎてしまった象徴です。
しかし、まだ取り戻せます。
子どもに自由な時間を今さら与えると、最初は「好き放題」やってしまう場合もあるでしょう。
でも、子どもは受験生になったときや友達の影響を受けて「勝手に何か」を始める瞬間が訪れます。
それが訪れるためには「毎日この時間帯が空いているなぁ(・ω・)」と子どもが気づくことです。
その時間を自分で見つけたことによって、子どもは自発的に勉強をしたり、読書をしたりするのです。
思春期の子どもが「本当に○○をやってみたい」と感じることは必ずあります。
それをサポートするのが親であって、子どもの空いている時間を管理することはちがいます。
自分で自分の時間を管理する力を育てましょう。
子どもの悩みを親が解決しようとしてしまう
思春期の子どもの悩みは多彩です。
- 勉強についていけない
- あいつに変なこと言われた
- 最近、あの子とかかわらなくなった
- 好きな人ができた
大人が「えっ( ゚Д゚)そんなことで悩んでるの( ゚Д゚)?」ということも、子どもにとっては大事件です。
親という大人はなんだかんだ経験が豊富なので、ある程度の解決方法を知っています。
その解決方法を子どもが自分で気づいていくことが理想的ですが、なかなか難しいのも事実です。
そこで親は手を差し伸べてあげましょう。
しかし、差し伸べ方を間違えると、子どもは「悩みを自分で解決できないまま」社会に出てしまいます。
子どもに「1から100まで」アドバイスしていませんか?
子どもにある程度の方向性を示して、あとは自分で解決させましょう。
あくまで「サポート」するだけです。
1つ1つ丁寧にアドバイスをしても、子どもが混乱するだけです。
答えは子どもに出させましょう。
学校で芽生えた新しい価値観を否定してしまう
2つ目は、子どもの友人関係や学校の先生、授業を通して芽生え始めた「自分の価値観」を否定してしまうことです。
もちろん、「人間以外の命は粗末にしていい」とか、「食べ物はお金を払って買ってるんだから好きなだけ残せばいい」とか、極端なものはしっかりと否定してください。
人間としてしっかりとした価値観をもち始める思春期に、親の価値観が通用しなくなる場面が表れ始めます。
- 親が思っていることとはちがう将来像
- 親とはちがった恋愛感
- 親とはちがう友人関係
どれも、子どもが生きる過程でで芽生え始めた価値観です。
親子なので、ある程度は似ているところもあるかもしれませんが、親子で価値観は絶対に同じにはなりません。
絶対に子どもがもつ価値観が夫婦のものとはちがうことを理解しておきましょう。
そして、否定はしないことです。
子どもが自分の価値観で失敗したときは、自分自身でしっかり反省して、また新たな価値観に構成されていくはずです。
それを見守るのも、親の務めです。
Point
- 親はどうすればある程度人生が上手くいくのか知っているが故に、子どもが「間違えない」ように、干渉しすぎる傾向があるが、そうならないように上手に子どもと距離を置きつつ、子どもに寄り添ってあげる
- 親子だったとしても、絶対に同じになることはないことを理解して、子どもの考えを尊重してあげる
僕の母親はこのPointだけ外さずに向き合ってくれました。
今考えると、「放置しすぎでは( ゚Д゚)?」と思う場面もありましたが、それでも僕たち兄弟の意見には耳を傾けてくれるし、価値観を否定することもありませんでした。
その方が、子どもは伸び伸び育ちます。
(育った結果が僕です笑)
思春期に入った子どもとかかわるときに注意したい3つのこと
子どもが思春期に入ると、親としては少し身構えてしまう場面があります。
小学生の頃は何でも言うことを聞いてくれたのに、何か思うようにいかないことがあればすぐに自分の部屋に閉じこもったり、反抗してきたりするようになるからです。
親として思春期の子どもと上手にやっていく明確な方法は残念ながらありません。
なぜなら、思春期の子どもと上手くやっていく明確な方法は「家庭の数」だけあるからです。
家族の雰囲気、両親の性格、子どもの兄弟構成、姉なのか、兄なのか、弟なのか、4人兄弟なのか。
家族構成が同じだったとしても、雰囲気や住んでいる地域が違うだけで全く別の家庭環境になります。
その中でも、「もしすべての家族に共通して、何か思春期の子どもと向き合う方法はありますか?」と聞かれたら、次の3つを挙げます。
子どもが思春期に入り始めたら手遅れになるかもしれません。
中学に入学する前や、小学校低学年くらいの時期に始めておくのが良いでしょう。
1人の時間をつくってあげる
子どもには1人になれる時間をつくってあげましょう。
特に、兄弟が多い場合は「場所的な余裕」がないのかもしれませんが、そこは親として上手に何とかしてください…笑
1人の時間をつくることによって、子どもの「逃げる時間」を確保することができます。
小さい頃に「イヤイヤ期」があったと思います。
それと一緒で、思春期の中には「何をしても楽しくない、イヤイヤ期」みたいなものがあります。
- 学校に行きたくない
- 家族がうっとおしい
- 兄弟がうざい
- 勉強なんかしたくない
この思春期特有の「イヤイヤ期」を少しでも自力で解消する「時間」を確保することで、子どもは落ち着く方法を自分で探したり、自問自答を繰り返したりすることができるようになります。
「イヤイヤ期」でも、1人の時間がしっかり確保されていれば、いずれは「やっぱりやらなきゃなぁ( ゚Д゚)」と切り替えることができるようになります。
「時間」と「空間(1人部屋)」があると良いのですが、1人部屋を与えた場合、家族でしっかりとルールを定めておかないと、家庭内の関係が崩れる可能性があります。
- 晩御飯のときは一緒に食べること
- 朝ごはんは必ずリビングで食べること
特に、食事は部屋で摂らせないことが大切です。
でも、思春期に1人の時間をつくってあげるのは非常に大事なので、覚えておきましょう。
子どもから相談されるまで我慢する
これは先ほどの「干渉しすぎ」にもつながるし、最初に解説した「子どもの変化に気づく」でも少し解説しました。
子どもにはこれから「1人で解決できない場合は誰かに頼る」ことを学んでもらわなければなりません。
いつも人から助けられる子どもは、いざとなったときに「人の頼り方」を知りません。
これまで勝手に助けられてきたために、どのように頼っていいのかわからないからです。
ただし、親として悩みをもつ子どもを「放置」するのではなく、「何気なく相談しやすい雰囲気」をつくってあげることはしなければなりません。
最初に解説した通り、両親は「子どもの変化」にはいち早く気づいてあげましょう。
そして、「変化のレベル」を見極め、自分で解決できそうならそっとしておく。
手を出さないといけないレベルなら、寄り添ってあげる。
でも、最後には子どもから相談を持ち掛けられるまで我慢です。
何かきっかけをつくってあげましょう。
- 一緒に近くまで出かける
- 買い物に付き合ってもらう
- 喫茶店に連れていく
子どもを連れだして、なかなか切り出せないのなら、最終手段です。
「なんか悩みでもある?」と聞いてみましょう。
「ない」と言われたら、「そっか(・ω・)なんかありそうだったからさ」くらいで流しましょう。
無理に聞き出すより、「あなたのこと気にしているからね(/・ω・)/」という雰囲気を親として伝えることが大切です。
家事をさせる
家族は支え合って生活しています。
もちろん、両親が子供の面倒を見ていくのですが、子どもも思春期くらいの年齢になれば、家族の一員として、家庭のために何か役割を与えるといいです。
- 風呂掃除
- 洗濯物を干す、取り込む
- アイロンがけ
- 床掃除
何でもいいです。
家が自分にとって役割のない空間になってしまうと、「「自分がいなくてもいいんだ」という劣等感を感じさせてしまいます。
学校で自分の役割があまり見いだせない子でも、家でしっかりとした役割があれば、それが心の支えになります。
反抗期を迎え、「こんなことやってられるかぁ( ゚Д゚)」となれば、親として存分に戦いましょう。
この戦いは必要です。
Point
- 子どもが自分の悩みやストレスを解消したり、落ち着かせたりするための「1人の時間」を用意してあげるといいが、家族のルールはしっかりと守らせる
- 子どもの変化に気づいた後、子どもが「自分から」話してくれるような環境を設け、あとは子どもにゆだねる。無理に引き出さない
- 家庭で自分の役割をもつことで、家庭内での自尊心が芽生え、それが家族の一員として過ごしている証になる
まとめ【子どもは十人十色 でも親はあなただけ】
今回の記事で解説したのは次の3点です。
今回の記事で解説したこと
- 思春期の子どもを守るために知っておきたい3つのこと
- 親が子どもの成長を阻害してしまう2つのこと
- 思春期に入った子どもとかかわるときに注意したい3つのこと
1.子どもを守ってあげられるのは親だけ
「子どもは国の宝」という言葉はありますが、本当に最後に子どものことを守ってあげられるのは親だけです。
学校の業務は「教科の指導」であるため、本来であれば「いじめ」や「友人関係のトラブル」は干渉する必要はありません。
学校の先生方の善意によって、解決に乗り出してくれるのです。
(きっと、あと数年もすれば学校の先生によるトラブル解決などはなくなるかもしれません。なぜなら、本来の業務ではないからです)
忘れてはいけないのは、子どもを守ってあげるのは親であり、学校ではありません。
学校の先生ではなく、親が自分のことを守ってくれる姿を見て、子どもは親を人間として尊重し、家庭環境に繋がってくると思います。
2.「子どもにゆだねる」という絶妙なバランスを見極めること
子どもが成長する場面はたくさんあります。
人間関係のトラブル、勉強、恋愛など、子どもは多くのことに悩みます。
大人はそれらを経験してきたので、「解決策」を子どもに提示してしまいます。
しかし、大人の経験を生かして、すぐに「解決策」を教えてしまうと、子どもは自分で解決策をひねり出すことができない大人に成長してしまいます。
親は子ども自身が解決できるような「手助け」を与えることで、子どもは「自分で困難に立ち向かっていける」という強い心が出来上がります。
中学生になることをきっかけに、今一度ご自身がどれほど子どもに干渉してきたのかを振り返ってみてはどうでしょうか。
3.子どもが1人になれる時間をつくりつつ、家族の一員として活動できるような環境をととのえよう
子どもは多くのことで悩みます。
いずれは、家族のことを「うっとおしい」と思う時期がやってきます。
家での居場所や1人になれる時間をつくってあげることが大切です。
また、家庭内における「役割」を与えることで、自尊心が芽生え、家庭内での居場所を見出すことができるようになります。
親が子どもの身の回りの世話をなんでもする家庭より、親と一緒に家族が支え合うという家庭の方が、子どもは明るく伸び伸びと成長します。
さいごに
僕は3人兄弟で、弟と妹がいます。
僕の母親は僕たち3人を同じように育ててきたと言いますが、それぞれの個性に合わせて寄り添い方を変えてきました。
今考えると、「放任主義」を上手にしてくれる母親だったと思います。
「放置」と「放任主義」は別物です。
親も人間ですから、子育てで「間違ったのかなぁ(´・ω・`)」と思ってしまいこともあるかもしれません。
でも、子どもがどのように成長しても、子どもが生きていれば「正解」です。
子どもを守ってあげられなかった親だけが「不正解」だと思って、これからの思春期の子どもの子育てにがんばってもらえたらうれしいです。
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