こんにちは、つかさです。
*目次*
- 子どもに「お金を稼ぐ苦労」を伝えられる
- 教師が多様な働き方を経験できる
- 副業で得た経験が本職に良い影響を与える
- 子どもが将来なりたい「YouTuber」の過酷さを伝えられる
- 教師の金銭的ゆとりは教師自身のゆとり
はじめに
突然ですが、ネットを利用して稼ぐ方法をあなたはいくつ知っていますか?
怪しい広告サイトを除いても、非常に多くの方法があります。
アフィリエイト、アドセンス、FX、情報収集という点で言えば「せどり」なども対象になるでしょう。
では、「インターネット」などを利用して、自力でお金を稼ぐ手段があることを子どもたちはいつ知るのでしょうか。
現在、日本の教師は副業が原則禁止されています。
しかし、現在は「多様な働き方」が認められる社会になってきています。
つまり、「働き方」を自分で選べる時代になってきたのです。
- 正規雇用で決められた時間働くのもOK
- 非正規として働き、給与で足りない分の生活費を副業で補填するのもOK
- 正規雇用で働き、さらにお金を稼いでより豊かな生活を送りたいから副業をするのもOK
しかし、多くの子どもは「就職すればお金がもらえる!」ということしか知りません。
なぜなら、学校の先生が「就職してお金をもらっている」だけだからです。
生活をより豊かにしようと思って、「自力でお金を稼ぐ方法と大変さ」を知っている先生と、「教員採用試験しか経験していない」先生とでは、子どもに与える影響は違うと思います。
そして、僕は
教師は子どもに「多様な働き方の存在」や「お金を0から稼ぐ大変さ」を伝えられるようになるべきではないか
と考えています。
そのために、教師にも「多様な働き方」を認める時代が来てもいいと思っています。
今回はその理由について、僕なりにまとめました。
教師の価値観は子どもに影響する
子どもは身近な大人の影響を受けやすいです。
良くも悪くも、いろいろな大人とかかわることで最終的に自分の価値観が形成されていきます。
「多様な働き方に理解があって、副業を経験している教師」と出会うと、子どもは「自分に合った仕事の選び方と0からお金を稼ぐ大変さ」を感じ取ることができます。
最近、キャリア教育の一環として、子どもはキャリアパスポートを書きます。
しかし、キャリアパスポートは上手く機能していません。(現場が多忙すぎです。)
それよりも、将来どんな働き方をしたいかを考えることが本当のキャリア教育ではないでしょうか。
- 大人になったらどんな働き方をしようか
- お金がたくさんほしいから、正規で働き、副業も成功させたい
- あまり働きたくないから、必要最低限の金額を自力で稼ぎたい
子どもがこのようなことを考えられるようになるためには、教師自身が「多様な働き方」を経験する必要があると思います。
そのために、教師が副業できる環境をととのえるべきだと考えています。
教師にも副業を認めるべき5つの理由
では、教師が副業を経験することによって、子どもたちにどのようなメリットがあるのかお話しようと思います。
この話は「本職としっかり向き合う」前提です。
本業をおろそかにしてまで、副業に専念してしまう人は、公務員でなくても罰せられるのは当然だと考えています。
子どもに「お金を稼ぐ苦労」を伝えられる
なんだかんだ世の中お金が必要です。
教師はすごく大変な職業ですが、給与は安定しています。
教師に限らず、就職している人たちは「とりあえず与えられたことを何とかする」だけでお金をもらえる環境にいます。
しかし、副業は違います。
自分自身で行動しない限り、お金は生まれません。
教師自身が副業によって数万円稼ぐことで、「数万円生み出すまでにどれほどの苦労があるか」を伝えることができます。
- ブログの初期費用はいくらか
- ブログを書くために、日々どんなことを考えているのか
- 収益化するためにどのようなブログ運営をするのか
日々、お金を稼ぐことに勉強を欠かさない人は、お金の大切さに気付きます。
その経験をした人から「お金を稼ぐことってすごく大変なんだ」と言われると、言葉に重みがありますよね。
さらに、ネットで稼ぐ大変さや、ブログを運営するためにどんなことを勉強したのかを子どもに伝えることができます。
子どもに苦労を伝えたうえで、「僕も大人になったらお金を自力で稼ぐことに挑戦してみたい!」と思ってくれたらうれしいですよね。
教師が多様な働き方を経験できる
現在、ようやく社会は多様な働き方が認められるようになってきました。
テレワークの発達、副業により収入を少しでも増やそうとする働き方、フレックスタイム制を導入する企業の増加により、「自分に合った働き方」を見つける力が必要な時代となりました。
ところが、ほとんどの子どもが通学する「学校」ではいまだに「昭和か( ゚Д゚)」と思わせるようなカリキュラムで動いています。
完全に決まった時間に登校し、決められた時間に授業を受けて、決められた時間内に給食を食べて、決められた時間に下校する。
それが悪いとは言いません。
しかし、社会に出る前に「多様な働き方がある」と知っているだけで人生の選択の幅が広がるのに、子どもは学校で「多様な働き方」について教えられず、何も知らないまま社会に放り出されるのです。
学校は社会に出るためにいろいろなことを学ぶ場所であるべきです。
それなのに、多様な働き方について教師が知らなければ、子どもに伝えることができません。
そのため、教師も多様な働き方を経験することが望ましいと思います。
副業で得た経験が本職に良い影響を与える
いつになったら公務員は副業が解禁されるのでしょうか。
一昔前までは、副業は本来の仕事に支障をきたすという理由から認められないことが多いものでした。
しかし最近では、「勤務時間外であれば、自分の時間をどのように使おうと勝手でしょ。ゴルフしようが、稼ごうが好きにさせてよ」という考え方が広まり始めました。
副業で得た経験や考え方は、必ず本職でも役に立つはずです。
公務員は給与が安定しているがゆえに、「競争性」を感じにくい職業です。
しかし、企業で働く人は他社との価格競争、顧客に満足してもらえるような商品の開発、コスト削減など、ありとあらゆる方向からものごと考えて行動します。
つまり、「競争性」が高いと言えるでしょう。
副業は、どちらかと言えば企業寄りの職業が多いです。
その「競争性」が本職にどんな影響をもたらすのか考えてみます。
たとえば僕が運営しているブログを例にして説明します。
- 書いている記事を多くの人に読んでもらうためには何が必要なのか情報収集する
- 記事を読みやすくするために、どのように文章を書いたり、デザインにしたりすればいいのか考える
- 他の人が書いているブログとの差別化を考え、オリジナリティを常に考える
- 書いた記事をたくさん読んでほしいので、内部リンクや外部リンクを駆使する
- 時にはウェブライターに仕事を依頼して、記事を書いてもらう
- 失敗してしまった時は一から考え直す
如何に生産性を上げるかを常に考えながら行動するのが副業です。
決して「公務員は生産性がない」と言っているわけではありません。
しかし、「競争性」を意識しにくいのは事実でしょう。
普段の仕事とは全く別の世界の仕事を経験するだけで、豊かな考え方や知識が身についたりします。
その経験によって、本職にもいい影響をもたらすはずです。
より生産性の高い公務員の人数が増えれば、きっとその地域の生産性も上がることでしょう。
YouTuberの過酷さを伝えられる教師
現在、子どものなりたい職業ランキングの上位に「YouTuber」があります。
自分の子どもが「YouTuberになりたい」と言い出したらという記事も過去に書いています。
→【ママ!僕、YouTuberになりたい!】子どもが夢を語り始めたときに親が心がけておくこと
教師が少しでもYouTuberという仕事を経験することで、経験したことがない人とはちがった観点から子どもに想いを伝えることができるようになります。
【未経験者の意見】
- そんな安定しない職業やめなさい
- 世の中そんなに甘くない
- なれるのはほんの一握りだけだぞ
【経験者の意見】
- 現在有名なYouTuberが有名な理由を考えてみよう
- YouTuberになるためにはどんな手筈が必要なのか調べてみなさい
- YouTuberになるための初期費用を調べてみなさい
「やったことがある」ことについて「熱く」語れる先生ほど子どもに信頼され、「やったこともないのに」「否定する」先生は嫌われていきます。
せどりだって、アドセンスだって、子どもの心に残るエピソードを伝えられるといいですよね。
少なくとも、僕は子どもにブログの「おもしろさ」、「大変さ」、「何から始めらばいいのか」、「自力で稼ぐ苦労」など、多くのことを語れます。
教師の金銭的ゆとりは教師自身のゆとり
最後はなんだかんだ言っても、教師自身も手取りが増えるメリットがあります。
現在、悪魔の法律「給特法」のおかげで、基本給の4%ほど上乗せされて支給されています。
(勤務時間外労働のせいで全然元は取れていません)
4%上乗せされていても、大企業に比べれば給与の差は歴然です。
冒頭でも伝えましたが、すべてのことにお金が必要です。
あることに越したことはありません。
教師だって、1人の人間です。
生きていくうえでお金は必要です。
月1万円でも副業で稼ぐことができるようになったら、生活にかなりのゆとりがもてるようになります。
たくさん貯めて、早期リタイアも夢ではないでしょう。
教師の金銭的ゆとりが生徒にとって良い影響をもたらします。
先ほども伝えましたが、子どもは良くも悪くも近しい大人の影響を受けやすいです。
教師がお金の面で情緒不安定になれば、子どもにもそれが何となく伝わり、関係性が悪くなっていきます。
懐のゆとりは心のゆとりです。
「世の中はお金がすべてではない」ですが、「世の中すべてのことにお金が必要」です。
それは、教師だって同じです。
まとめ
教師の副業を解禁するメリットは次の通りだと思います。
- お金を0から稼ぐ苦労を伝えられるし、「それでもがんばりたい!」と思うこと子どもを育てたい
- 子どもに「社会にはいろいろな働き方がある」ということを伝えることができる
- 副業で得た経験や知識は本職でも生かすことができる
- 「YouTuberになりたい」という子どもに「大変さ」を教えつつ、子どもに寄り添った支援ができる
- 教師自身も心にゆとりができ、結果として子どもに良い影響を与えることができる
さいごに
副業で月1万円稼ぐってかなり大変です。
子どもに夢を見せることも大事ですが、夢に向かうまでの現実をしっかり伝え、夢までの道のりを子ども自身が見つけられるように育てるのが教師の仕事だと思います。
夢を見せるだけならみんなディズニーランドにでも連れていけばいいです。
夢を見せるだけの教師は、教師としての力はありません。
夢に向かって一歩進ませる方法と、道の探し方を子どもに身に付けさせることが本当の教育かもしれません。
その過程に、どうしてもお金が必要であり、それを自力で稼ぐ力を自分で身に付けられることを理解する子どもを養うことが、本当のキャリア教育だと思います。
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僕の名前は「つかさ」です。
大学受験、就職活動、アルバイトの面接でさえ、第一希望を獲得したことがない人生を送ってきました。
しかし、僕にはどんな道に進んでも自力で学び、楽しめる才能をもっているって最近気づきました。
モテるために筋トレもします。知識豊かになるために読書もします。
投資もしてます。
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