こんにちは,つかさです。
みなさんは勉強をするときに何を意識しますか?
よくあるのは「時間」を目安にする人です。
僕自身も,いろいろな記事で「合計何時間くらい勉強するといい」,「平日の勉強時間の目安はだいたいこれくらい」など,話をしてきました。
でも,僕が本当に伝えたいのは,「この量を勉強したらこれくらいの時間になった」,「この範囲をしっかり覚えるまで勉強したらこれくらいの時間たってた」というように,「何時間がんばろう!」というようなことではないのです。
多くの学生は「今日は何時間がんばったなー」や,テスト当日に友達が「俺何時間勉強したんだぜ」と言ってますね。
その何時間でどれくらいの内容を理解できたかが重要なのに,勉強時間を誇らしく語るのは愚かです。
今日は勉強を「ノルマ」で計画するべき理由についてお話ししようと思います。
今回お話しする内容は社会人になったときにも通用する力だと思います。
1.1日に学習するべき内容が明確になり,効率がいい
定期テストでも受験勉強でも,自分の現在地を知っている人の方が学力は伸びていきます。
現在地とは,「この分野について苦手意識がある」,「この問題が出たらやばい」など,自分がどの問題が弱点なのか把握していることです。
それがわからない人は勉強に慣れていない証拠です。
それを知らずに机にかじりつくように勉強しても,成績はなかなか伸びません。
こういった人ほど「勉強時間」にこだわる傾向があります。
現在地がわかっている人は「今日はここを重点的に勉強しよう」と決めて勉強していると思います。
「理解できている問題」に無駄な時間をかけてる場合ではありません。
「できない分野の問題が理解できるようになろう」というノルマを掲げて,それが達成できるまで頑張れば,それが30分でも1時間でも,自分の弱点を克服できたことになります。
そして,その時間はいろいろな問題に手を付けるよりもはるかに密度の高い勉強になっているはずです。
「30分でできるようになったからもういいや」と一度休憩をはさんでもいいですし,「もう少し時間があるから今度はこの内容を学習しよう」と新たなノルマをたてて勉強を続けるのもいいでしょう。
ノルマを達成したら,すぐ次のノルマが達成できるように練習すれば,効率よく勉強できるはずです。
2.自分に合ったノルマをたてて,時間を有効に使う
基本的にテストは高得点を取れる人ほど学校から優遇を受けます。
国公立大学や難関私立を受験する人は普段の定期テストも大事でしょう。
しかし,別に大学に行かない人,そこそこの成績が取れていればいい人こそ,ノルマをしっかり立てて時間を有効に使えるようになってほしいです。
このような考え方をもっている人はおそらく勉強以外にやりたいことがあるのではないでしょうか?
部活や趣味,学校以外の勉強などなど。
それでも,高校や大学はテストなどである程度の成績を修めないと,赤点や落第になります。
定期テストは教科担当の先生が匂わしてくる問題がそこそこ解けて,基本問題をクリアできていれば平均点以上は取れるはずです。
学校の勉強以外にもっと頑張りたいことがあるのであれば,ノルマはそこそこでいいでしょう。
でも,これができる人って本気を出せば成績上位を狙えるんだと思います。
「この人,本気出せばもっといい点数とれるんだろうなぁ」という人が周りにいませんか?
そういった人はおそらく,効率よくノルマをたてることができたり,要領よく勉強できたりする人だと思います。
しかし,このような考え方をもっている人が気を付けてほしいのは,「やっぱり大学行きたいな」と思って勉強しても,間に合わない可能性があることです。
机にかじりつくように勉強し,なかなか成績が伸びない人でも,やはり基礎基本は身についていくので,時間はかかりますが確実に成績は伸びていきます。
すると,そういった人たちに追いつけないことがあります。
だから,成績上位で損することはないのかなとも思います。
3.ノルマをたてられる人は仕事ができる人になる
学生のころ一生懸命勉強し,ノルマを計画的に立てて,実行できる人は計画力がある大人に成長します。
「これくらいの時間があれば,この仕事が完了するな」,「この仕事には時間をかける必要があるから,それ以外は早めに終わらせよう」など,計画的な行動ができる人の方がやはり仕事ができる人のほうが多いです。
この力は一朝一夕では身に付きません。
じゃあ,どこで獲得するのかというと,学生のころ如何に効率よく勉強できたかどうかが大きいと思います。
もちろん,学校での勉強がすべてではありません。
しかし,学校の勉強はノルマを掲げ,実行し,計画力を養うのに最適な場面だと思います。
学校は成績が悪くても最後まで面倒を見てもらえます。
しかし,会社では成績が悪い人は切り捨てられます。
「こんなにがんばったのに何で!」というのは「何時間も勉強したのに!」と言い訳するのと同じです。
残念ながら結果が全てです。
そうならないためにも,学生のころからノルマをたてて,達成できるような力を身につけましょう。